スクールに通学しなくても、自宅や外出先で・好きな時間に・しかもリーズナブルな値段で英語が学べるオンライン英会話。
月額6,000円程度で、毎日約30分話して英語がペラペラになるなんて、一見とってもオイシイ話ですよね。
でも、実際にオンライン英会話を使って劇的に英語力が伸びている人はどれくらいいるのでしょうか?
今回は、誰もが気になるオンライン英会話レッスンの効果について。
効果を出すためにやるべき5つのことと、やらない方がいい要注意事項を3つまとめてご紹介したいと思います。
オンライン英会話って本当に効果あるの?
結論から言うと、オンライン英会話の効果は十分にあります。
ただし、オンライン英会話経験者の話を聞いていると、効果が出る人と出ない人の間には大きな差があるようですね。
ではいったい効果が出る人と出ない人の違いは何なのでしょうか?
メキメキ上達した人たち、効果が出なかった人たち、それぞれの習慣や傾向を分析してみました。
上達者に学ぶ!効果を出すためにやるべき5つのこと
まず最初に、オンライン英会話で効果を出すためにやるべき5つのことを見ていきましょう。
実際にオンライン英会話の効果を実感している人たちが共通してやっていることでもあるので、参考にしてみてください。
①自分に合ったスクールを選ぶ
当サイトの存在意義のようなものですね。ご存知の通り、近年オンライン英会話スクールは150以上もあり、それぞれ特徴も講師も違うわけです。
150もあれば自分に合うスクールも合わないスクールももちろんあるでしょう。
その中でいかに自分に合っていて、かつ評判も良いスクールを選べるかが上達のカギとなります。
スクール選びのポイントとしては、講師との相性・継続しやすい価格・そして何よりレッスンが楽しいか、が大きいですね。
150以上もあるスクールから1つを選ぶのは大変かもしれませんが、逆にそれだけ選択肢が多いということですから、無料体験などを通して自分に合ったスクールを選びましょう。
②レッスンを習慣化させる
継続は力なりと言いますが、まさに英会話もそれが当てはまります。スポーツや筋トレと同じで、やった分だけ力がつくけど、続けなければ意味がないのです。
継続させるためには、いかに習慣化して日常の一部に組み込むかが大切です。
例えば【毎朝6時半から7時までテレビを見ている】【仕事終わりの1時間はジムで走ってから帰る】と同じようにオンライン英会話レッスンを組み込みます。
・夕食後〜お風呂前の時間を使ってレッスンを受ける
・毎朝7時〜7時半の仕事に行く直前にレッスンを受ける
③レッスン以外でも英語に触れる
レッスン以外で英語に触れる時間が、効果や上達に大きく差をつけます。
これは【英語の勉強】と捉えてしまうとなかなかできない人が多いのですが、単純に【英語に触れる】と考えるとやりやすいのではないでしょうか。
・海外ドラマを1日1話見て、新しいフレーズを覚えてみる
・通学・通勤時間はPodcastなどで英語を聞き取ろうとしてみる
・英語で手帳や日記をつけてみる
レッスン以外の時間でインプットした知識や情報を、レッスンでアウトプットするというサイクルが効果的です。
④自己中になろう
オンライン英会話レッスンの受講者の中には、ただテキストを25分間こなして、先生の質問に最低限答えて、気付いたらレッスンが終わってしまっている人も多いのでは?
オンライン英会話スクールは、レッスン内容を自分で決められるところも多いです。一言に日常英会話と言っても、興味があるトピックや自分がよく使うシチュエーションを選択して学ぶこともできます。
せっかくのマンツーマンレッスンなんだから、自分が使う英語を学んでいきましょう。自己中になりましょう。
テキストの英文を丸暗記よりも、自分が作った英文を添削してもらって覚える方がよっぽど効果的です。
これが知りたい!あれが知りたい!これを英語で言いたい!あれは英語でなんて言うの?こんな好奇心旺盛な人ほど、どんどん上達しています。
⑤オフラインでも英語を使う環境をつくる
英語を話すことに慣れるまでは、オンラインを続けるだけでも問題ないですが、ある程度英語を話すことに抵抗がなくなってきたら、オフラインでも英語を積極的に使ってみましょう。
・国際交流会に参加して外国人と友達になる
・無料の英会話サークルやイベントに参加してみる
・外国人客が多い接客業でバイトしてみる(学生やフリーターの方)
オンライン英会話だけではダメということではありません。周りに外国人がいない地域に住んでいる方や、趣味の範囲で英語をしゃべれればいいという方もいるでしょう。
ただ、効果を実感したい、もっと上達したいという方は、オンラインで地道にトレーニングしてきたことをオフラインで実践してみましょう。自分の英語が伝わった時、今までにない大きな自信に繋がりますよ。
逆効果になるかも⁉︎3つのNGな行動&思考
次に効果的どころか時間やお金の無駄になりかねないNG行動&思考です。意外と多くの人がやりがちなので、気をつけましょう。
①必殺一言返しをしてしまう
「どう思う?」
How was it? / How was your weekend?
「どうだった?」
What did you do?
「何した?」
Why do you think so?
「どうしてそう思うの?」
「わかりません」
– I think so too.
「私もそう思います」
– It was good.
「良かったです」
– I worked yesterday.
「昨日は仕事でした」
– It’s difficult to explain.
「説明するのが難しいです」
上記のような一言返事を、(個人的に)「必殺一言返し」と呼んでいます。この後に、言葉が続けば問題ないのですが、多くの人がこの一言だけで、返事を終えてしまっています。
相手の質問に対して盛り上がらない一言返事をすることで、会話の流れを悪くする必殺技です。良いことはありません。
初めの慣れないうちは、一言・二言返事でもいいですが、この一言返事クセが治らないと、会話力は一向に上がりません。
【例】How was your weekend?「週末どうだった?」と聞かれたら・・・
– It was good. + I went to a famous Italian restaurant with my friends for dinner on Saturday.
「良かったです。土曜の夜に友達と有名なイタリアンレストランに行ってきました。」
【例】What did you do yesterday?「昨日何した?」と聞かれたら・・・
– I worked yesterday. + It was not busy, so I got off work early and went to the gym.
「昨日は仕事でした。忙しくなかったので、早めに仕事を終えてジムに行きました。」
②金額最重視
「安ければどこでもいい」「高いお金払えば上達する」という金額重視の考え方も要注意です。
質に対する価格という面でコストパフォーマンス(コスパ)は非常に大切ですが、料金だけでなく講師との相性や各スクールならではの特徴にも注目してみましょう。
③フリートークに要注意
こちらも意外とやっている人が多いのですが、フリートーク中心のレッスンを続けているのも要注意。
英語を話す練習という点ではいいのですが、英語力アップの効果を実感したい人にとってはあまり良くありません。
フリートークは、中級レベル以上の方にとってはラクかもしれませんが、自分が話せる範囲の英語で満足してしまい、なかなか前進できないというデメリットもあるのです。
まとめ:ラクして効果が出るなら誰も苦労しないよ
以上、オンライン英会話の効果を出すためにやるべき5つのことと、やらない方がいい要注意事項を3つまとめてご紹介しました。
当たり前のようなことに思えても、改めて言われてみると意外とできてそうでできてないこと、無意識にやってしまっていることも多いのではないでしょうか?
総評してわかったことは、ラクして効果が出るなら誰も苦労していないということ。「楽(ラク)」と「楽しい」は違います。「楽しい」と思えれば「ラク」ではないこともこなせるはず。
上達している人たちはみんな、レッスンを楽しみながらも、地道に継続し、自分がトクするレッスンを自ら導き出していました。
オンライン英会話で効果を感じたい、結果を出したいという方は、是非参考にしてみて下さい!